- 2025年2月23日
角膜内皮細胞について
羽曳野市で白内障手術に力を入れています こにし眼科院長の小西です。
白内障手術を受けて頂く際、必ず術前検査というものをした上で受けて頂くことになります。
眼のサイズ、形状を計測して、眼底の確認、全身状態を把握などいろいろありますが、角膜内皮細胞数の検査というのも必須です。
角膜内皮細胞というのは、角膜の内側に存在しており、分裂能力はなく、数が少なくなった場合にはそれぞれがサイズを大きくすることでその機能を補おうとします。
この細胞は通常2500~3000個/㎟ほどあるのですが、減少している方もおられます。過去の外傷や、先天異常、炎症や眼圧上昇などにより障害されてしまうと、再生能力がないため、回復することはありません。
もし、細胞密度が500個/㎟くらいになると、水疱性角膜症という病気を発症します。
これは、内皮細胞の役割は角膜内部からの角膜内への水分の侵入を防いでいるのですが、細胞数が減少してしまうとその役割を十分果たせなくなってしまうため、角膜が水浸しになり、分厚くなり、濁ってしまう病気です。
術前検査を行うと、内皮細胞数が少ない方がたまにおられます。こういう場合、手術侵襲により水疱性角膜症を発症するリスクが高くなってしまうため、手術をどうするかというのは、慎重に話し合う必要があります。